朝九時映画:空飛ぶタイヤ 自己評価4.5点

こんばんはアイクです。

 

日をまたぎましたが、朝九時映画やってきました。

二日連続でやるのは初めてなのですが、マジで密度の濃い土日を送れることを知りました。おまけに、二日連続ですごく感動できる映画を観てしまったので、より濃く感じられたことは間違いないです。

 

空飛ぶタイヤは、皆さんご存知の某自動車会社のリコール隠しについて描いています。普通想像もしないような、不正問題の裏で闘っていた人間たちの姿を明瞭に映し出していました。

 

今回の作品を敢えて映画化したのは、原作者がこの問題について国民に知ってもらいたかったというのが、願いだったようにも思います。

 

おすすめとかあまりしたくないのですが、僕はこの作品を特に社会人なんかは観て欲しいと思っています(または原作を読むのでもいいと思います)。そして真剣に観て欲しい。

自分たちが手掛けて世に出したものに、人々が関与することでどんな影響を及ぼすのか。それを真剣に考えてほしいと思っています。

今回は「人が死ぬ」という分かりやすい事件を取り扱っているので、自分が関与した、決定したことの影響が明瞭でした。

例えばピアノ調律師だったら、調律したピアノによってコンクールに出たピアノ演奏者が、納得のいく演奏をすることができず、ピアノをやめてしまうなんてこともあり得るわけです。

 

仕事にその場しのぎなんてものは通用しない。一件でも最悪な事態を招いたらアウトです。

それを常に頭に入れながら仕事をしなければならないし、自分のプライドを捨てて決断をしなければいけないこともあるかもしれない。

 

普段から意識することはとても難しいと思いますが、頭の片隅にあるだけでも、行動が変わってくるのではないかと思います。

 

あと最後ですが、ちょっと残念だったのは、途中のカメラワークが明らかなミスでぶれまくっているようにしか見えないところですね。