2/250冊目 こころ【250冊チャレンジ】【明治ブーム】

読書という荒野の影響と、人生でやっておきたいことの一つに本を読みまくる、というのがあったので、今回思い切って挑戦することにしました。

 

次の4月までに250冊(250ページを一冊)チャレンジします。

毎日仕事終わりに必ず本を読みます。土日も基本的には読書だけ。

書経験もあまりなく、読むスピードも大変遅いので、果たしてどうなるのか・・・

おまけに毎回読んだ本をレビューするので、より時間が取られる(書くのも非常に遅い)。

 

読書という荒野の次には夏目漱石の「こころ」を読みました。

学生時代に少し読んだのですが、最初から最後までは読んだことがありません。

 

当時「恋のために友人を裏切るか、友人を大事にするために恋を諦めるか」程度の問題としかとらえていなかったのです(当時は先生とKのやり取り部分しか読んでいなかったし、授業でも取り扱っていなかったのです)。ちなみに僕は完全に友人を取ります。

 

「こころ」は、人間の真の闇をはっきりと描いています。

 

金によって深い信頼を持っていた人から裏切られ、愛によって深い信頼を持っている人を裏切る。初めて最初から最後まで読んでみると、叔父に裏切られるシーン、父親や母親とのやりとりのシーンはこの小説の人間の感情や闇の重要部分を語る上で欠かせないシーンだと思います。

 

自分の欲望のために、先を見ず行動する人間たち。そして(叔父は知らないですが)、体が震えるほど後悔する人間。

 

今まさに、何かを捨てて自分のやりたいことへ挑戦したいと思っていた最中、踏み止まって考えるきっかけを与えてくれました。

 

話はずれますが、今年で明治維新から150年です。

今回の250冊チャレンジをきっかけに、明治ブームを一人でやっていきたいと思います。